森の保育
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活動内容
子どもは、人や物と直接かかわるなかで具体的な体験を積み重ね、興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の芽生えを培うことが大切です。 それにもかかわらず、現代の子どもが育つ環境は急速に都市化と人工化が進んできて、自然の中で遊ぶことができなくなってしまいました。 作家の養老孟司さんが、さまざまな講演で「子どもは自然と隔離されて育たない」と言われているように、映像や絵本によるメディア化された自然体験では、子どもは自然から本当のことを学ぶことができないのです。 また、アメリカの海洋生物学者レイチェル・カーソンさんは、『センス・オブ・ワンダー』というエッセイの中で、子どもたちと自然の中に出かけ、神秘さや不思議さに目をみはる感性(センス・オブ・ワンダー)を育み、分かち合うことの大切さを伝えています。 この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、人工物へのこだわりなど、心の病巣への解毒剤となるのです。 子どもにとって、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではありません。 子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子となり、さまざまな情緒や豊かな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌となるのです。 幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。 本来人間は、自然や森林との深いかかわりのなかで霊長類としての進化の歴史を持って生まれてきます。 自然の中だからこそ学べること、感じることなど、森の保育では自然の中での幼児教育や保育に共感するひとびとが集まって活動を展開していきます。

自然の中には発見がいっぱい!
現代社会において、私生活の中には自然と触れ合って遊ぶということが少なくなってきました。 自然の中だからこそ学べること、感じることなど、森の保育では自然の中での育児教育や、保育に共感するひとびとが集まって活動を行ないます。森の保育

森の保育では特に決まったテーマはありません。 自然を使った遊び、発見など、子どもたちの 感性を伸ばすような遊びをします。
森の保育で学ぶこと
例)とある森の保育の活動
―活動内容― 水辺の生き物を探そう! グループごとに田んぼの周りの水生生物を探し、捕獲する。 捕獲した水生生物を観察し、スケッチをする。 ―目標― 水辺に住んでいる生き物に興味を持ち、その生態を知る。―ねらい― 園児:年長の自覚、グループ行動、発想や創造を体験する。 先生:プログラム化された自然体験、グループ内での先生の立ち位置を考える。 ―持ち物― ・簡易的な救急セット・捕獲した生き物をいれるバケツ ・生き物を入れて観察するための小さな入れ物(ゼリーのカップのような物) ・ぞうきん・捕獲アミ・A4の紙・クレヨン・画板 その他:昼食、手洗い水など ―活動の様子― 子どもたちは、水田脇の水路に生息する水生生物を網で夢中になってすくい上げていた。 捕まえたイモリやドジョウを空き瓶に入れて覗き込むと「見て見て!」「うわぁ~」と歓声が上がった。 室内では大人しい子どもたちも、外では大きな声を発し目の輝きが増していた。
自然保育の活動日程
月 | 時間 | 活動テーマ | ポイント/トピックス/ねらい |
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自然遊びに慣れる。森の保育 |
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4 | – | ||
5 | – | 水辺の生き物を探そう ⇒「水根に住んでいる生き物に興味を持ち、その生態を知る」 ★山武支会: 保育士研修合同実施 | ●道具(たも綱など)を使って、水中生物を捕獲する⇒道具を使う体験、協力する体験 ●捕獲したイモリを観察して正確に書く⇒科学的な眼を養う |
6 | – | – | – |
7 | – | 田んぼの周りの虫を探そう ⇒生き物の個体のおもしろさを知る | ●道具(捕虫網など)を使って、虫捕りをする⇒道具を使う体験、協力する体験 ●捕獲した虫を観察する⇒科学的な眼を養う |
8 | – | – | – |
チームワークを築く | |||
9 | – | 普段とは違う散策路を歩き、自然とふれあおう ⇒長い距離を歩く、普段と違う自然を体験する | ●コースを歩きながら課題をクリア。いつもと違う散策路を探検⇒非日常空間でリフレッシュして発散する ★保護者が参加→子どもがリードし、年長さんだけの道を行く |
10 | – | 筑波山遠足 | ●クラスごとにチカラを合わせて、山を登る チャレンジ: 山登り |
11 | – | – | – |
卒園に向けて課題をクリアする | |||
12 | – | – | – |
1 | – | 冬の自然 | ●冬の山や田んぼを地図を見ながら散策する |
2 | – | – | – |
3 | – | 焚き火でごはんを作ろう ⇒自分達でお昼ご飯を作る | ●マキを拾い、焚き火をおこしてご飯を炊く、ウインナーを焼く Be-Nature修了証を授与 チャレンジ: 焚き火 |
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